なんでもありっさブログ

見る・聴く・食べる・歌う、なんでもかんでも!

ソロ活動

ひとりで出かけ、ひとりで遊び、ひとりで飲むことを

 

『ソロ活動』 と呼んでいる。

 

もともと行き当たりばったりが多い私は、

道を間違えても、目当ての店が休みだったとしても誰にも迷惑をかけずにいられるので、ソロ活動は苦じゃないのです。(かといって、ずっとソロ活動なのもアレだけど)

 

 

そんなこんなで

「GIウェイキーカップ」の優勝戦を観に、ボートレース多摩川へ ソロ活動しに行ってきました!

 

去年のウェイキーカップ以来の多摩川。(ご無沙汰してます)

 

今回の裏テーマは、ボートレース多摩川名物『牛炊(ぎゅうすい)』を食べること!

 

アナウンサーの邦丸さんからも「ありちゃん、多摩川といったら【牛炊】だよ!にんにくも入れてね!デートのない日にね!チューできないから!」と言われ続け、もう1年。

 

去年はまさかの営業時間外で食べられなかった牛炊。(レストランは16時までだからお気をつけて)

 

ついにご対面。

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『はっ、はじめまして❤️』

 

思わず挨拶したくなる見た目。

 

邦丸さんのせいで(?)にんにくのパンチがきいたものが出てくるとばっかり思っていたのですが、意外とさらさらしていて、さっぱりした見た目ではありませんか。

 

 ごはんにトロトロの牛すじが乗り、そこへテールスープがかかる。(キムチ付)

 

にんにくペーストはカウンターに、どしっと置かれていて好きなように入れられるスタイル。

 

さっそく実食!
レンゲでさらさらと口へ運べて、薄味なのに牛すじがゴロゴロ入っていて満足感がある!

 

「くぅ  スープが染みる〜」

テールスープに震えるソロ活動。

まだ飲んでもないのに(こりゃ二日酔いの朝に食べたいな〜)とか考えてしまうオヤジぶり。

 

 

明日もラジオブースという密室(?)でインタビューの仕事があるので、今回はにんにくペーストは見送り。

 

食堂のおばさまが『ごゆっくりお召し上がり下さい』とカウンターでにこやかに手渡ししてくれたけど、秒殺でした。

あっという間に完食。おいしかった。

 

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【牛炊は、ボートレース多摩川 1階レストラン ウェイキーにあるよ】

 

 

さて、さっそく腹が満たされいい気分のわたしは 水面近くの椅子に座り優勝戦に備える。

 

もちろん、オトナのジュースを手に。

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(ソロ活動だと、自撮りで笑って撮れない)

 

 

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すっかり秋めいて、吹く風がからっとしていて気持ちがいい。ビールがすすみます。

 

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(おまえは何しにきたんだ笑)

 

 

さぁ、さっそく優勝戦!!

1Rからここまでインが強いから、やはり1号邸艇の石渡鉄平選手か2号艇の毒島誠選手か...むむむ。と思いながら、関東のボートレースラジオガールズとしては【関東応援舟券】を購入!!

 

さぁ!レーススタート!!がんばれー!!

と思ったのも束の間、進入で動きが。

2号艇の毒島選手が1コースに移動!!会場が「うぉー!?!?」と沸く。

 

どうなるの!どうなるの!どうなるの!!!

 

ドキドキしているとあっという間にスタートが切られ、白熱したレースに。結果は、3号艇の三井所選手(佐賀)が優勝!!めでたいGI初優勝♪おめでとうございます。

 

ボートレース場にくると、みんなの熱気がよくわかる。

 

選手情報やボートレースの知識が少ない私ですが、周りのお客さんが教えてくれる?のでそれをこっそり聞いているのも楽しい。

 

 

「ソロ活動」とはいうけれど、

まわりに人がたくさん居て。

誰かとしゃべるわけじゃないけど、

誰かと一緒に応援するのは、楽しいものです。

 

 

【関東応援舟券】は見事に散りましたが(笑)

久々に良い活動ができました。

 

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帰り際、蚊に刺されましたけど。

Stay Tuned!

旅するピアニスト永田ジョージとのLIVE。

Stay Tuned!” と名付けて、番組のような感じでお届けしていこうと決めました。

 

昨日は学芸大学駅そば「珈琲美学」で、“Stay Tuned!” in Summer!

ボサノバや 夏の邦楽を多めにお届けしました。

 

 

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 (ジョージはいったい何を手に持っているのだろう 笑)

 

 

 

今年からLIVEで始めたのは「朗読即興ピアノ」

 

私がショートショートを朗読して、その話を聴きながらジョージが即興でピアノを添えてくれるというもの。不思議な世界が何倍にも広がって、読んでいる私も毎回震えるほど。

 

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ショートショート作家 田丸雅智さんの作品から、昨日は「コンロ」と「霊鈴」を朗読しました。(コンロは笑いを、霊鈴はすすり泣きを)

 

コンロの火がおおきく揺れる音

霊鈴が ちりん と儚く揺れる音

 

目を閉じて聴いていると、映像が脳内再生されてよりその世界に入れる

ーーそんな声も聞かれます。

 

 

どんどん衰えがちな「想像力」

 

 

「想像しよう!」と無理に思うと頭がカチカチになってしまいますが、誰かにポンとスイッチを押してもらうと その扉はいとも簡単に開きます。

 

 

気持ち良く 想像の海に どぷんと浸かる。

 

あなたも浸かりにきませんか?

 

次回の“Stay Tuned!”LIVEは

11/5(日)の【珈琲美学Afternoon LIVE】

 

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いったいどんな世界が待っているのか、お楽しみに。

 

【1st】
イパネマの娘
this happy madness
summertime
真夏の出来事(ウクレレ
☆朗読《コンロ》by「海色の壜」田丸雅智 著(双葉文庫
真夏の果実
瑠璃色の地球

 

【2nd】
三月の雨
let's call the whole thing off
smooth operator (sade)
☆朗読《霊鈴》by「ショートショートBAR」田丸雅智著(光文社)
ひこうき雲
September

 

【ENC】
across the universe

 

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ウクレレは、まだまだ修行が必要 笑)

 

 

 

珈琲美学にお花を送ってくださった方、

お土産をくださった方、

何より、貴重なお時間を割いてLIVEに来てくださった方

 

本当にありがとうございました。

 

いつも素敵な空間を提供してくれる珈琲美学の美枝子ママ、永田ジョージに感謝。

  

横浜にぎわい座。

先日、ずっと行ってみたかった「横浜にぎわい座」へ行ってきました。

 

そう、林家たい平師匠の独演会があったのです。

 

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満員御礼の表示が出ており、ロビーも賑やか。

 

そんな中、前から5列目の真ん中というとても良い席で高座を見させていただきました。

 

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たい平師匠の一番弟子

三味線漫談の林家あずみさんは相変わらず愛嬌があって、その独特のリズムにクスクスしちゃいましたし

 

林家木久扇師匠のお弟子さんの

林家ひろ木さんもこれまた独特な語り口で、最後には津軽三味線の披露もあり、盛り上がりました。

 

一部と二部、そのお二人のあとにそれぞれ登場するのがたい平師匠であるわけですが、落ち着いた口調で話し始め、どんどん笑いと笑顔が加速していくような たい平さんの枕がとても好きです。すっと落語に入るあの不意打ちも落語の醍醐味ですよね。

 

「後生うなぎ」のサゲは、たい平師匠の愛が詰まったオリジナルでした。今回初めてそのサゲをやられたようで、今後どんな風に変化していくかお楽しみに!とおっしゃっていました。

 

落語は同じものを2度と聞けないところが、だいすきです。そのとき、その瞬間のもの。

 

 

 

たい平師匠の最後の一席のときも、私は悠長に構え、師匠の噺をニタニタして聞いていたわけです。

 

すると、

「高座からは、お客さんおひとりおひとりの顔がよく見えるんです。今日は浴衣を着た、ある人が来てくれているので、せっかくですから高座に呼んでみようと思います。元 文化放送アナウンサーの加納有沙さんでーす」

 

 

え?

 

 

横のご婦人は手を叩いて大喜び。

「いってらっしゃい!!応援してるわよ!」

 

ひぃえーーーーー

 

高座で、な、なにを話せばいいのだ!!!?

 

 

たい平師匠の横に師匠とは違う色の座布団がもう一枚ひかれ、落語用の低いマイクスタンドとニコニコ笑う師匠が迎え入れてくれました。

 

ふかふかの青の座布団に座り、深く頭をさげると客席から大きな拍手が。

 

横浜にぎわい座にびっしり入ったお客さまの顔が奥の方まではっきりと見えます。

 

そのあとはというと、、、

もう本当に文化放送で師匠と番組をやらせてもらっていたときと、まるきし一緒のテンションで『即興モノマネ』のオンパレード!!

 

犬、猫、さかりのついた猫、ヤギ、ジャングル、ジャズ、人間エコーなどなど

 

私が何かモノマネを始めると、師匠がそれに共鳴するかのごとくモノマネをしてくださるので、モノマネしながら笑いが堪え切れない状態!笑

 

最後は、甲子園のサイレンを一発お見舞いして(?)球児が帽子をとって深々と頭を下げるようにして『ありがとうございましたっ!!!』と高座を降りました。

 

 

そんな突然の、夢のような時間でした。

 

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たい平師匠、ありがとうございました。

 

 

 

独演会が終わって外に出ますと、いろんな方々が声をかけてくれました。

 

「あなた、芸達者ね〜」「たのしかったです」

「ラジオ聴いてました、まさかここで会えるとは」

 

そこには、オレンジ色したあたたかい空気が待っていました。みんな柔らかい笑顔でニコニコと話しかけてくださいます。

 

師匠色したその空気は、お客様それぞれのお宅に持って帰られるのでしょうね。

 

笑うっていいなぁ、とてもやわらかいなぁ

 

こちらが揉みほぐされたようでした。

 

 

最後に近寄ってきてくれたおかあさんは「私もね、モノマネできるのよ」と言っていたので、『お!なんのモノマネされるんですか?』とお聞きしたら、まさかの

 

競歩のモノマネ」

 

とおっしゃいました。

 

 

 

 

 

たい平師匠ファンのお客さんは、レベルが高いな(笑)と思った瞬間でした。

 

 

あー笑った笑った!

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感情の標本。

これを読んでくださっているあなたは、日記をつけているタイプのひとですか?

 

三日坊主もびっくりするほど(?)毎日コツコツができない私、加納有沙です。どうも。

 

このブログも「日記」という名前をつけてしまうと、たちまち持続性を失ってしまうので付けていないのですが、、、(現実、更新が滞っていますが)

 

そんな私にも、

気持ちの針が どちらかに触れたときにだけ書く「メモ」のようなものはあります。

 

すごく辛いとき、苦しいとき、もがいているとき

または

すごく気持ちが高まっているとき、やる気にあふれているとき、楽しいとき

 

そんなときに湧きでる言葉をメモするようにしています。

 

 

 

今日みたいに眠れない夜は、

そのメモを見返したりするのです。

 

 

ざっくり言うと、良い時と悪い時のメモがずらーーっと並んでいるわけです。

 

はたから見ると、

ズラッと並ぶメモのテンションがマチマチで、とても情緒不安定のようですが(笑)毎日書く日記と違って、書きたい!と思った時の「メモ」なので、1シーズンに1度だったり、月に1度だったり、1年に1度だったり、マチマチです。

 

でも、その感情の色合いが極端に違うメモたちを眺めていると『メトロノーム』を見ているような気持ちになります。

 

カチ コチ カチ コチ

 

いったり  きたり

 

 

そうやって人生は知らず知らず進んでいくのだなぁと、こんな夜に思うわけです。

 

 

でも、いくら「メモ」だからと言って暴言のようなものは残しません。あとから見返したって、気分が悪くなるからです。

 

つらくて、もがいて、くるしいとき

私はどんな言葉を残して 発散したか

 

 

 

それが  コチラ。

 

 

 

 

『みんな、チョコに なっちゃぇ。』

 

 

 

 

 

 

 

これ、実は、ドラゴンボールの魔人ブーが言うセリフですが(笑)

最後に「!」ではなく「。」にしているところが、当時なにかにとても怒りを感じていたのではないかと強く感じさせますね。

 

 

 

『みんな チョコにしちゃって  パクっ』

 

 

 

「トイレにジャーーー」という感覚と似ていて、なんとも思わなくなるおまじないみたいだなと、今更思うわけです。

 

 

いろんな感情の標本を作ると、

ちょっとした「自分の歴史本」みたいでとても面白いですよ。

 

湧きでた感情を捕まえて、

蝶をピンで止めるようにさりげなく

収集しながら生きています。

 

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ペアボート体験!

本日、人生初の【ペアボート体験】をしてきました。


むかったのは、江戸川ボートレース場


ペアボート体験に並ぶ列には、若い女性、中学生くらいの男の子、そして大人の男性がずらーーっ!舟券を買うだけでなく、ボートレーサーに憧れるひと、またボート自体に興味があるひとと、さまざまです。



列の最後尾にいる私は、出番がどんどん近づくにつれて言葉が少なくなってゆきます。。



      (●・̆⍛・̆●)そわそわ  




【ペアボート】というのは、ボートレースのボートの走りを体感してもらうための特別な乗り物で、一艇に前後 並んで乗り込める仕組みになっています。


もちろん、一般人の私たちには操縦不可能なので、後ろにプロのボートレーサーが乗ってくれます。




乗り物が 大の苦手、加納有沙 29歳。





「中学生のお子さんも乗るから大丈夫大丈夫〜」とボートレース江戸川の皆さんに緊張をほぐしてもらうも、、、不安は増すばかり。



『かのーさんは今日、水に濡れてもいいそうですよ〜』とキャッキャ笑い合うのは、前回イベントでご一緒した、森作広大選手と西館健選手。



余裕のない私は全力で首を横に振り、「やめてやめてやめてやめてーーー!!」と返すばかり。



みなさん子どもの表情に戻りながら、ニコニコ(というよりニタニタ)と私をいじってきます。



さぁ、いざ    私の出番。


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っしゃーーーーー!!!!!

(無駄に声を出してファイテングポーズ)



アメリカンフットボールができそうなほど、ガードが万全のチョッキを着て、ヘルメットを装着!


(ヘルメットをすると視界が1/4くらいになるので、ただ歩くだけでも距離感が掴めなくて、ヨロヨロ。)



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スタッフと一緒に出陣です!



私が乗り込んだのは、3号艇カラーの真っ赤なペアボート。水面はちゃぷちゃぷと不安定なので、乗り込んだだけでも揺れている感じがして、加納 へっぴりごしに。


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私のうしろには...森作広大選手が乗ってくれます。


大きなお目目をパチパチさせて、ニタっと笑う森作選手。このときばかりは、イケメンの笑みがとても恐怖でした。



ブゥン!!!!!!



ボートのエンジンがかかるとドキドキに拍車がかかり、正座をして前のバーを握る手に力が入ります。



『いってらっしゃ〜〜い』



ピットにいる、いろんなスタッフにそう声をかけられ、私のボートは発進しました。





江戸川のコースを森作選手と2周。

普段ただ観戦しているだけだとあっという間に感じるコースも、乗ってみるとものすごく広くて、すごく長く感じました。



と、いうより

目が開けてられないスピード。

もはや自分がどこの地点にいるのか、理解できないほど!!




ボートが加速しだしただけで

私は早くも大絶叫でした。




ギィヤァああああああああああ!!!!

むりぃいいいいいいいいいいい!!!!


ぶぅぁあああ   あぁあぁあぁ(水面がボコボコしてる)  あぁぁぁ


ボフッ!!!!(跳ねる)


くはぁ!!!!


スーーーーーーーーン(1マーク回る)



ターンマークを左にしてぐるっと左に回ると、その遠心力で私の魂は見事に抜けていきました。



グッバイ 魂


(やばい これ 手離しそうだ)



手を離してしまったら、私なんてあっという間に吹っ飛んでいきます。即、海の藻屑コースです。



衝撃と恐怖と緊張感でグチャグチャになりながら、なんとか文字通り、死にものぐるいでボートにしがみついていた私(マジです)



私が極端に乗り物に弱いのもあるかもしれませんが、本番のレースのスピードは想像を絶するなと思いました。


試乗会のスピードよりも何倍も早く走り、不安定な水面上を、となりに艇が接近する中、闘う、、、

 

尋常じゃない世界です。


  


魂が抜けて真っ白になった状態でピットに到着し、フラフラしながら戻ったわけですが、


本当に、こんなところに筋肉があったのかと思うようなところが筋肉痛になりました。


うしろ肋骨あたり

尻から太ももにかけてが割れるかと思うほどカチカチ。

手のひらには、水ぶくれみたいなのができていました。バーを強く握っていた証拠ですね。



でも、どこが一番 痛いかって、、、





「喉」が痛い。





一緒に乗ってくれた森作選手が驚くほど、わたくしずーーーっと絶叫していたらしいです。



ボートレースを見たことがある方ならわかると思いますが、ボートはかなり激しいモーター音がしています。


つまり私は、そのモーター音に掻き消されないほど『大きな声』を出していたことになります。





アナウンサーの腕の見せどころだ。(ぇ?)






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  燃  え  尽  き  ま  し  た。




これからボートレースを観戦して、

『もっと走れ〜!!まくれーー!早く早くーーーー!』


なんて、もう言えない。



駅のホームで電車を待ちながらこのブログを書いていますが、お尻が震えてガクガクします。



「膝が笑う」という現象は体験済みですが、


「尻が笑う」という現象は、初めてです。





まったく、ボートレーサーとはすごい職業です。


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(横から覗く、森作広大選手)


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(かのーさん大丈夫ですか?と爆笑する西館健選手)



おふたりとも

ありがとうございました!


私もメンバーを務める【ボートレースラジオガールズ】(略してBRG)のサイトも、のぞいてみてください!→http://www.joqr.co.jp/brg/


ハガキがあった

1990年、

何もないと思っていた私に

ハガキがあった

f:id:alissak:20170713221112j:plain by せきしろさん



私も、ラジオを聴くのに夢中になった時があった。そのころの主流はもうハガキよりも「メール」だったが、私の中では、メールよりも「FAX」の方が価値が上だった。


なぜなら、絵を描き添えたり、文字のレイアウトを考えたり、、、読む人がパッとみて面白そうと思うものを考えて送っていたので、明らかに時間を割いている感じがでるからだ。



しかし、明らかに手間をかけているんだけど、番組にお熱になっていることをラジオ局側に悟られるのが嫌で「こんなの朝飯前ですけど?なにか?」みたいな感覚で送っていたのを思い出す。私が高校生くらいのときだ。




月日は流れ、縁あって「ラジオの向こう側」の人をやることになった。あこがれの場所であった。


聴く側からしゃべる側になっても、良いか悪いかは別として、あまり感覚が変わらなかった。それは私が番組のメインパーソナリティじゃないからかもしれない。でも「ラジオに参加している人」という感覚は変わらなかった。



ラジオ局のアナウンサーをしながら、他局の番組にメールを投稿して、たまに読まれたりもしていた(笑)



 

           ∞  ∞  ∞





メッセージを送って

それが採用されなかったのと同じように、




しゃべるなかでも

上手くいかないこと、

頭ではわかっているのに思うように表現できないこと、

ヘラヘラつまんないことを言ってる自分に、悔しい気持ちになった。





メッセージが採用されなかった恐怖と

つまんないことをラジオで喋ってしまった恐怖は

なんだか親戚のような感じがした。




意味のないフレーズを口走ってしまって、夜寝るときに限って なぜかそのシーンがフラッシュバックされてもがいたこと。




かたや、予期せぬ化学反応が起こって、自分でもびっくりするほどいい会話や展開が起きたこと。




ラジオの中には、すべてがごちゃまぜに存在している。




綺麗なことばかりじゃない、

しょっぱい思い出が、涼しい顔をしているそのすぐ裏にあって、


でも「そんなこと なんとも思ってないし、平気だし」といった強がりの上に立ってるもんだから、崩れやすくて危なくて。





せきしろさんの本を読んだら

そんな思いが、

芋づる式に出てきちゃって

たまらなくなった。



なぜだろう。

アルミホイルをある程度の長さに切り出して、ぐわーーーーっとクシャクシャにしたい気持ちになった。そのアルミホイルをわざと不快にクシャクシャと大きく鳴らして、泣きたい気持ち。





このひとの書く文章のにおいが、

改めて好きだと思った。

ラジオに限らず、

悔しい思いをしたことがあるひとは

一言に「悔しい」ともいえない複雑な感情を抱くかもしれない。


いろんなことを思い出させてくれる本ではないだろうか。



わたしも、夜明け前の空がみたい。


すかいらーく

平仮名で書くと

ファミリーレストラングループのイメージが先にでてきますが


スカイラーク

=「skylark 」  =「ひばり」


日本語で「ひばり」を意味する言葉なんですねぇ。(知りませんでした)


「ひばり」というと、


天高く美しく鳴く鳥。


はたまた、

美空ひばり」さんの方を思い浮かべる方も多いでしょう。



そんな「ひばり」に恋の想いを乗せて歌う、ジャズナンバーがあるのをご存知ですか?


私の愛しい人はどこ?

ひばりよ、あなたの羽に乗って

探しに行くわ


といったように、まだ知らぬ恋に恋い焦がれて、歌うかんじの曲(だと私は思っているんですが 笑


今回のライブでは、そのskylarkを歌いました。


なんて気持ちがいい曲なんでしょう。

空を飛んでいるような気持ちでしたよ。


そのskylarkの直前にお送りしたのは、ショートショート作家 田丸雅智さん書き下ろしの作品「メモリーバード」の朗読即興ピアノ。


アマゾンで見つけた奇妙な鳥のお話でした。


ジョージのピアノが、まさに鳥がしゃべっているようで、朗読している最中にんまりしてしまいました。


モリーバードからのスカイラーク

鳥リレーの選曲でした(笑)






ドキドキとワクワクをリュックに詰めて、さぁ飛び出そう!と意気込む「夏」


楽しい時間が終わってほしくないと、始まる前から終わりを悲しむような


真逆の思いが混ぜこぜになる

甘酸っぱい季節だなぁと思うのです。



季節を歌うのは、とても楽しい。



来てくださった皆様、素敵な雰囲気のライブにしてくださってありがとうございました!


次回は8/19(土)の夜、珈琲美学にて行います。お時間ありましたら、是非。


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(LIVE当日がお誕生日だった湯浅さんと♪ 改めて、おめでとうございました!)


【セットリスト】

《1st》

Wave

Summer samba

Lucky 

Kiss me

【朗読】メモリーバード

skylark

dindi


《2nd》

夢先案内人

【朗読】蚊の幽霊

How deep is the ocean?

Summertime

Estate

The summer knows


《ENC》

浜辺の歌

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