なんでもありっさブログ

見る・聴く・食べる・歌う、なんでもかんでも!

秋色のスカート

昨日は中秋の名月でしたね。

雲に隠れて見えませんでしたが、あなたは月を拝めましたか?

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私はしっかり団子を拝みました。

白玉粉があるのを思い出し、夜突如思い立って団子づくり。

うさぎの皿がないので、我が家は「亀」です。

ドンコウでいきましょうよ。

(もはや月見団子っていうより、カメの卵ですが笑)

 

さて、話変わりまして。先日、ずっと気になっていた工房「makers' base」のワークショップに参加してきました。その名も『生地からつくるフロントタックスカート』

 

 

 

そう。生地の柄(デザイン)を自分で描くところからスカートづくりができるのです。それを叶えてくれる専門の機械がたくさん揃っている場所です。(布製品のほか、木工・陶芸・アクセサリー・ソーイングなどなどたくさんワークショップがあるので気になる方はホームページへ)

 

文化放送の取材を兼ねて急に行ってきたので、ひとりで参戦!

まずは絵を描くところからスタート。

ひさびさの絵の具にとまどいながらも…筆やスポンジで派手に散らす作戦へ(下手でもばれないかな…っと笑)

おねえさんのアドバイスをもらいながら、なんとか完成!

 

テーマ『秋・枯葉』

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(かすれていたり、逆にたっぷり絵の具が乗っていたり、クレヨンで細かい斜線を入れたり…そういうのが効いてくるそう)

 

 

そしてオシャレなスタッフのおにいさんがスキャンで読み込んで、どの部分を布に移すかデザイン(色やイメージなどを相談しながらやってくれます)

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そしてこのイメージ図を特殊なインクで、まず紙に印刷し…その次に大きなローラーが特徴的な機械でポリエステルの布に熱転写!!

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すると……

わたしが描いた絵が移った「色鮮やかな布」ができあがります!

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これだけで、もう感動。

 

 

さてここからは、スカートの形にしていかねばなりません。

わたくしも、なれない手つきで裁断。

ざしゅっ ざしゅっと布を切るとストレス解消!(?)

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型紙に沿ってタックを作ったり、折り目をつけたり、いろんなことをやるのですが、専門の機械を使ったり、ミシンの作業はスタッフの方がやってくれるのでとっても安心♪

 

 

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きれいなおねえさんが、ミシン糸もスカートの色に合わせたものに取り換えてくれ、手早く縫ってくれます。見ているだけでワクワクドキドキ。

 

最後にウエストを測って、ゴムを通せば、完成~~!!

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なかなか、いいんでないの??

自分で作ると愛着がわくからでしょうかね。

優しいスタッフのみなさんに「わ~上品なスカートですね!」と気を使ってもらいながらお褒めいただき、どや顔で帰ってきた私でした。

 

 

次は何を作りに行こうかな。

自分にできそうもないものが、自分の手によって生まれると…

ちょっと楽しくなりますね。

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秋からの五線譜♪

あっという間に9月最後の金曜日です。

はやいなぁ。。。もう、忘年会やらないとですね(ぇ。

(ちなみに、私はもう一回目の忘年会を終えましたけれど。)

 

 

秋深まれば美味しいものが増えて、おなかが鳴る。

肌寒くなると共に、ちょっと人肌恋しく、熱燗が恋しくなります。

 

 

秋のかおりと、冷たい風をたくさん吸い込んで

あなたはどんな音楽を聴きますか?

 

【秋改編のおしらせ】

TOKYO FMで私が担当している番組「五線譜の解体新書」の放送時間が変わります。

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10月1日(日)から、毎週日曜 夜8:00~8:30放送となります。

(5分拡大しました♪やったね!)

 

日本を代表する音楽マエストロたち自らが、名曲の制作の裏側を解き明かす。

 

これまでも多くの音楽家の方々による秘話をたくさん伺いました。

 

10月1日お迎えするのは...作曲家・編曲家の小六禮次郎さん(奥様は、女優の賠償千恵子さん)

 

初回は小六さんが手掛けられた1984年の映画『ゴジラ』のサウンドトラックを解体しますよ。

 

 

小六ワールドをどうぞ、お楽しみに。

ソロ活動

ひとりで出かけ、ひとりで遊び、ひとりで飲むことを

 

『ソロ活動』 と呼んでいる。

 

もともと行き当たりばったりが多い私は、

道を間違えても、目当ての店が休みだったとしても誰にも迷惑をかけずにいられるので、ソロ活動は苦じゃないのです。(かといって、ずっとソロ活動なのもアレだけど)

 

 

そんなこんなで

「GIウェイキーカップ」の優勝戦を観に、ボートレース多摩川へ ソロ活動しに行ってきました!

 

去年のウェイキーカップ以来の多摩川。(ご無沙汰してます)

 

今回の裏テーマは、ボートレース多摩川名物『牛炊(ぎゅうすい)』を食べること!

 

アナウンサーの邦丸さんからも「ありちゃん、多摩川といったら【牛炊】だよ!にんにくも入れてね!デートのない日にね!チューできないから!」と言われ続け、もう1年。

 

去年はまさかの営業時間外で食べられなかった牛炊。(レストランは16時までだからお気をつけて)

 

ついにご対面。

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『はっ、はじめまして❤️』

 

思わず挨拶したくなる見た目。

 

邦丸さんのせいで(?)にんにくのパンチがきいたものが出てくるとばっかり思っていたのですが、意外とさらさらしていて、さっぱりした見た目ではありませんか。

 

 ごはんにトロトロの牛すじが乗り、そこへテールスープがかかる。(キムチ付)

 

にんにくペーストはカウンターに、どしっと置かれていて好きなように入れられるスタイル。

 

さっそく実食!
レンゲでさらさらと口へ運べて、薄味なのに牛すじがゴロゴロ入っていて満足感がある!

 

「くぅ  スープが染みる〜」

テールスープに震えるソロ活動。

まだ飲んでもないのに(こりゃ二日酔いの朝に食べたいな〜)とか考えてしまうオヤジぶり。

 

 

明日もラジオブースという密室(?)でインタビューの仕事があるので、今回はにんにくペーストは見送り。

 

食堂のおばさまが『ごゆっくりお召し上がり下さい』とカウンターでにこやかに手渡ししてくれたけど、秒殺でした。

あっという間に完食。おいしかった。

 

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【牛炊は、ボートレース多摩川 1階レストラン ウェイキーにあるよ】

 

 

さて、さっそく腹が満たされいい気分のわたしは 水面近くの椅子に座り優勝戦に備える。

 

もちろん、オトナのジュースを手に。

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(ソロ活動だと、自撮りで笑って撮れない)

 

 

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すっかり秋めいて、吹く風がからっとしていて気持ちがいい。ビールがすすみます。

 

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(おまえは何しにきたんだ笑)

 

 

さぁ、さっそく優勝戦!!

1Rからここまでインが強いから、やはり1号邸艇の石渡鉄平選手か2号艇の毒島誠選手か...むむむ。と思いながら、関東のボートレースラジオガールズとしては【関東応援舟券】を購入!!

 

さぁ!レーススタート!!がんばれー!!

と思ったのも束の間、進入で動きが。

2号艇の毒島選手が1コースに移動!!会場が「うぉー!?!?」と沸く。

 

どうなるの!どうなるの!どうなるの!!!

 

ドキドキしているとあっという間にスタートが切られ、白熱したレースに。結果は、3号艇の三井所選手(佐賀)が優勝!!めでたいGI初優勝♪おめでとうございます。

 

ボートレース場にくると、みんなの熱気がよくわかる。

 

選手情報やボートレースの知識が少ない私ですが、周りのお客さんが教えてくれる?のでそれをこっそり聞いているのも楽しい。

 

 

「ソロ活動」とはいうけれど、

まわりに人がたくさん居て。

誰かとしゃべるわけじゃないけど、

誰かと一緒に応援するのは、楽しいものです。

 

 

【関東応援舟券】は見事に散りましたが(笑)

久々に良い活動ができました。

 

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帰り際、蚊に刺されましたけど。

Stay Tuned!

旅するピアニスト永田ジョージとのLIVE。

Stay Tuned!” と名付けて、番組のような感じでお届けしていこうと決めました。

 

昨日は学芸大学駅そば「珈琲美学」で、“Stay Tuned!” in Summer!

ボサノバや 夏の邦楽を多めにお届けしました。

 

 

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 (ジョージはいったい何を手に持っているのだろう 笑)

 

 

 

今年からLIVEで始めたのは「朗読即興ピアノ」

 

私がショートショートを朗読して、その話を聴きながらジョージが即興でピアノを添えてくれるというもの。不思議な世界が何倍にも広がって、読んでいる私も毎回震えるほど。

 

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ショートショート作家 田丸雅智さんの作品から、昨日は「コンロ」と「霊鈴」を朗読しました。(コンロは笑いを、霊鈴はすすり泣きを)

 

コンロの火がおおきく揺れる音

霊鈴が ちりん と儚く揺れる音

 

目を閉じて聴いていると、映像が脳内再生されてよりその世界に入れる

ーーそんな声も聞かれます。

 

 

どんどん衰えがちな「想像力」

 

 

「想像しよう!」と無理に思うと頭がカチカチになってしまいますが、誰かにポンとスイッチを押してもらうと その扉はいとも簡単に開きます。

 

 

気持ち良く 想像の海に どぷんと浸かる。

 

あなたも浸かりにきませんか?

 

次回の“Stay Tuned!”LIVEは

11/5(日)の【珈琲美学Afternoon LIVE】

 

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いったいどんな世界が待っているのか、お楽しみに。

 

【1st】
イパネマの娘
this happy madness
summertime
真夏の出来事(ウクレレ
☆朗読《コンロ》by「海色の壜」田丸雅智 著(双葉文庫
真夏の果実
瑠璃色の地球

 

【2nd】
三月の雨
let's call the whole thing off
smooth operator (sade)
☆朗読《霊鈴》by「ショートショートBAR」田丸雅智著(光文社)
ひこうき雲
September

 

【ENC】
across the universe

 

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ウクレレは、まだまだ修行が必要 笑)

 

 

 

珈琲美学にお花を送ってくださった方、

お土産をくださった方、

何より、貴重なお時間を割いてLIVEに来てくださった方

 

本当にありがとうございました。

 

いつも素敵な空間を提供してくれる珈琲美学の美枝子ママ、永田ジョージに感謝。

  

横浜にぎわい座。

先日、ずっと行ってみたかった「横浜にぎわい座」へ行ってきました。

 

そう、林家たい平師匠の独演会があったのです。

 

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満員御礼の表示が出ており、ロビーも賑やか。

 

そんな中、前から5列目の真ん中というとても良い席で高座を見させていただきました。

 

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たい平師匠の一番弟子

三味線漫談の林家あずみさんは相変わらず愛嬌があって、その独特のリズムにクスクスしちゃいましたし

 

林家木久扇師匠のお弟子さんの

林家ひろ木さんもこれまた独特な語り口で、最後には津軽三味線の披露もあり、盛り上がりました。

 

一部と二部、そのお二人のあとにそれぞれ登場するのがたい平師匠であるわけですが、落ち着いた口調で話し始め、どんどん笑いと笑顔が加速していくような たい平さんの枕がとても好きです。すっと落語に入るあの不意打ちも落語の醍醐味ですよね。

 

「後生うなぎ」のサゲは、たい平師匠の愛が詰まったオリジナルでした。今回初めてそのサゲをやられたようで、今後どんな風に変化していくかお楽しみに!とおっしゃっていました。

 

落語は同じものを2度と聞けないところが、だいすきです。そのとき、その瞬間のもの。

 

 

 

たい平師匠の最後の一席のときも、私は悠長に構え、師匠の噺をニタニタして聞いていたわけです。

 

すると、

「高座からは、お客さんおひとりおひとりの顔がよく見えるんです。今日は浴衣を着た、ある人が来てくれているので、せっかくですから高座に呼んでみようと思います。元 文化放送アナウンサーの加納有沙さんでーす」

 

 

え?

 

 

横のご婦人は手を叩いて大喜び。

「いってらっしゃい!!応援してるわよ!」

 

ひぃえーーーーー

 

高座で、な、なにを話せばいいのだ!!!?

 

 

たい平師匠の横に師匠とは違う色の座布団がもう一枚ひかれ、落語用の低いマイクスタンドとニコニコ笑う師匠が迎え入れてくれました。

 

ふかふかの青の座布団に座り、深く頭をさげると客席から大きな拍手が。

 

横浜にぎわい座にびっしり入ったお客さまの顔が奥の方まではっきりと見えます。

 

そのあとはというと、、、

もう本当に文化放送で師匠と番組をやらせてもらっていたときと、まるきし一緒のテンションで『即興モノマネ』のオンパレード!!

 

犬、猫、さかりのついた猫、ヤギ、ジャングル、ジャズ、人間エコーなどなど

 

私が何かモノマネを始めると、師匠がそれに共鳴するかのごとくモノマネをしてくださるので、モノマネしながら笑いが堪え切れない状態!笑

 

最後は、甲子園のサイレンを一発お見舞いして(?)球児が帽子をとって深々と頭を下げるようにして『ありがとうございましたっ!!!』と高座を降りました。

 

 

そんな突然の、夢のような時間でした。

 

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たい平師匠、ありがとうございました。

 

 

 

独演会が終わって外に出ますと、いろんな方々が声をかけてくれました。

 

「あなた、芸達者ね〜」「たのしかったです」

「ラジオ聴いてました、まさかここで会えるとは」

 

そこには、オレンジ色したあたたかい空気が待っていました。みんな柔らかい笑顔でニコニコと話しかけてくださいます。

 

師匠色したその空気は、お客様それぞれのお宅に持って帰られるのでしょうね。

 

笑うっていいなぁ、とてもやわらかいなぁ

 

こちらが揉みほぐされたようでした。

 

 

最後に近寄ってきてくれたおかあさんは「私もね、モノマネできるのよ」と言っていたので、『お!なんのモノマネされるんですか?』とお聞きしたら、まさかの

 

競歩のモノマネ」

 

とおっしゃいました。

 

 

 

 

 

たい平師匠ファンのお客さんは、レベルが高いな(笑)と思った瞬間でした。

 

 

あー笑った笑った!

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感情の標本。

これを読んでくださっているあなたは、日記をつけているタイプのひとですか?

 

三日坊主もびっくりするほど(?)毎日コツコツができない私、加納有沙です。どうも。

 

このブログも「日記」という名前をつけてしまうと、たちまち持続性を失ってしまうので付けていないのですが、、、(現実、更新が滞っていますが)

 

そんな私にも、

気持ちの針が どちらかに触れたときにだけ書く「メモ」のようなものはあります。

 

すごく辛いとき、苦しいとき、もがいているとき

または

すごく気持ちが高まっているとき、やる気にあふれているとき、楽しいとき

 

そんなときに湧きでる言葉をメモするようにしています。

 

 

 

今日みたいに眠れない夜は、

そのメモを見返したりするのです。

 

 

ざっくり言うと、良い時と悪い時のメモがずらーーっと並んでいるわけです。

 

はたから見ると、

ズラッと並ぶメモのテンションがマチマチで、とても情緒不安定のようですが(笑)毎日書く日記と違って、書きたい!と思った時の「メモ」なので、1シーズンに1度だったり、月に1度だったり、1年に1度だったり、マチマチです。

 

でも、その感情の色合いが極端に違うメモたちを眺めていると『メトロノーム』を見ているような気持ちになります。

 

カチ コチ カチ コチ

 

いったり  きたり

 

 

そうやって人生は知らず知らず進んでいくのだなぁと、こんな夜に思うわけです。

 

 

でも、いくら「メモ」だからと言って暴言のようなものは残しません。あとから見返したって、気分が悪くなるからです。

 

つらくて、もがいて、くるしいとき

私はどんな言葉を残して 発散したか

 

 

 

それが  コチラ。

 

 

 

 

『みんな、チョコに なっちゃぇ。』

 

 

 

 

 

 

 

これ、実は、ドラゴンボールの魔人ブーが言うセリフですが(笑)

最後に「!」ではなく「。」にしているところが、当時なにかにとても怒りを感じていたのではないかと強く感じさせますね。

 

 

 

『みんな チョコにしちゃって  パクっ』

 

 

 

「トイレにジャーーー」という感覚と似ていて、なんとも思わなくなるおまじないみたいだなと、今更思うわけです。

 

 

いろんな感情の標本を作ると、

ちょっとした「自分の歴史本」みたいでとても面白いですよ。

 

湧きでた感情を捕まえて、

蝶をピンで止めるようにさりげなく

収集しながら生きています。

 

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ペアボート体験!

本日、人生初の【ペアボート体験】をしてきました。


むかったのは、江戸川ボートレース場


ペアボート体験に並ぶ列には、若い女性、中学生くらいの男の子、そして大人の男性がずらーーっ!舟券を買うだけでなく、ボートレーサーに憧れるひと、またボート自体に興味があるひとと、さまざまです。



列の最後尾にいる私は、出番がどんどん近づくにつれて言葉が少なくなってゆきます。。



      (●・̆⍛・̆●)そわそわ  




【ペアボート】というのは、ボートレースのボートの走りを体感してもらうための特別な乗り物で、一艇に前後 並んで乗り込める仕組みになっています。


もちろん、一般人の私たちには操縦不可能なので、後ろにプロのボートレーサーが乗ってくれます。




乗り物が 大の苦手、加納有沙 29歳。





「中学生のお子さんも乗るから大丈夫大丈夫〜」とボートレース江戸川の皆さんに緊張をほぐしてもらうも、、、不安は増すばかり。



『かのーさんは今日、水に濡れてもいいそうですよ〜』とキャッキャ笑い合うのは、前回イベントでご一緒した、森作広大選手と西館健選手。



余裕のない私は全力で首を横に振り、「やめてやめてやめてやめてーーー!!」と返すばかり。



みなさん子どもの表情に戻りながら、ニコニコ(というよりニタニタ)と私をいじってきます。



さぁ、いざ    私の出番。


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っしゃーーーーー!!!!!

(無駄に声を出してファイテングポーズ)



アメリカンフットボールができそうなほど、ガードが万全のチョッキを着て、ヘルメットを装着!


(ヘルメットをすると視界が1/4くらいになるので、ただ歩くだけでも距離感が掴めなくて、ヨロヨロ。)



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スタッフと一緒に出陣です!



私が乗り込んだのは、3号艇カラーの真っ赤なペアボート。水面はちゃぷちゃぷと不安定なので、乗り込んだだけでも揺れている感じがして、加納 へっぴりごしに。


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私のうしろには...森作広大選手が乗ってくれます。


大きなお目目をパチパチさせて、ニタっと笑う森作選手。このときばかりは、イケメンの笑みがとても恐怖でした。



ブゥン!!!!!!



ボートのエンジンがかかるとドキドキに拍車がかかり、正座をして前のバーを握る手に力が入ります。



『いってらっしゃ〜〜い』



ピットにいる、いろんなスタッフにそう声をかけられ、私のボートは発進しました。





江戸川のコースを森作選手と2周。

普段ただ観戦しているだけだとあっという間に感じるコースも、乗ってみるとものすごく広くて、すごく長く感じました。



と、いうより

目が開けてられないスピード。

もはや自分がどこの地点にいるのか、理解できないほど!!




ボートが加速しだしただけで

私は早くも大絶叫でした。




ギィヤァああああああああああ!!!!

むりぃいいいいいいいいいいい!!!!


ぶぅぁあああ   あぁあぁあぁ(水面がボコボコしてる)  あぁぁぁ


ボフッ!!!!(跳ねる)


くはぁ!!!!


スーーーーーーーーン(1マーク回る)



ターンマークを左にしてぐるっと左に回ると、その遠心力で私の魂は見事に抜けていきました。



グッバイ 魂


(やばい これ 手離しそうだ)



手を離してしまったら、私なんてあっという間に吹っ飛んでいきます。即、海の藻屑コースです。



衝撃と恐怖と緊張感でグチャグチャになりながら、なんとか文字通り、死にものぐるいでボートにしがみついていた私(マジです)



私が極端に乗り物に弱いのもあるかもしれませんが、本番のレースのスピードは想像を絶するなと思いました。


試乗会のスピードよりも何倍も早く走り、不安定な水面上を、となりに艇が接近する中、闘う、、、

 

尋常じゃない世界です。


  


魂が抜けて真っ白になった状態でピットに到着し、フラフラしながら戻ったわけですが、


本当に、こんなところに筋肉があったのかと思うようなところが筋肉痛になりました。


うしろ肋骨あたり

尻から太ももにかけてが割れるかと思うほどカチカチ。

手のひらには、水ぶくれみたいなのができていました。バーを強く握っていた証拠ですね。



でも、どこが一番 痛いかって、、、





「喉」が痛い。





一緒に乗ってくれた森作選手が驚くほど、わたくしずーーーっと絶叫していたらしいです。



ボートレースを見たことがある方ならわかると思いますが、ボートはかなり激しいモーター音がしています。


つまり私は、そのモーター音に掻き消されないほど『大きな声』を出していたことになります。





アナウンサーの腕の見せどころだ。(ぇ?)






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  燃  え  尽  き  ま  し  た。




これからボートレースを観戦して、

『もっと走れ〜!!まくれーー!早く早くーーーー!』


なんて、もう言えない。



駅のホームで電車を待ちながらこのブログを書いていますが、お尻が震えてガクガクします。



「膝が笑う」という現象は体験済みですが、


「尻が笑う」という現象は、初めてです。





まったく、ボートレーサーとはすごい職業です。


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(横から覗く、森作広大選手)


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(かのーさん大丈夫ですか?と爆笑する西館健選手)



おふたりとも

ありがとうございました!


私もメンバーを務める【ボートレースラジオガールズ】(略してBRG)のサイトも、のぞいてみてください!→http://www.joqr.co.jp/brg/