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なんでもありっさブログ

見る・聴く・食べる・歌う、なんでもかんでも!

カツカレーの日

昔から “お散歩読書” が好き。

文字通り「お散歩ついでに読書」…も好きなのだが、ここでは読む本・買う本をいろいろとお散歩するように選ぶことを意味する。

 

ふらふらと書店に入っては、装丁に一目ぼれして衝動買いしたり(ジャケ買い?)、ポップの文句にやられてひょいと買ってみたり、なんだか本に「呼ばれた気がして」買ってみたり…。だから我が家の本棚は取り留めのない状態だ。ひとりの作家やあるジャンルの本を買い続けるというよりも、お散歩をして遠回りをして、また好きな作者のところに戻ってくる、と言った感じ。(こうしてみると知識や情報を積み上げていそうでまったくされていないのが痛いところ)

 

しかも本を読む量はまったく多くないので、ふいに読書欲っつーのはやってくるのだ。

 

先日も突如やってきた。

しかも「漫画欲」

 

いや、これは食欲といっても過言ではないのかもしれない。なぜなら私が出逢った漫画のタイトルが『カツカレーの日だから。

はい、その通り。

(なんと美味そうな名の漫画じゃ)と手に取ったのだ。

 

カツカレーの日 1 (フラワーコミックスアルファ)
 

普段はこれに触発されて本物のカツカレーを食べに行くほうが先なのだが、この漫画に惹かれたのは作者が西炯子さんだったから。知人に教えてもらい、とてもいい映画だった『娚の一生』の原作者。(こちらの話はまたいつか)

そんなこともあって、①、②巻で完結するこの漫画を買って帰ることに。

 

(あらすじ)同棲中の恋人と別れ、婚活を始める主人公 美由紀(28歳)は思うような相手に出会えず、恋愛・結婚に悩み揺れ動く気持ちを、偶然入った読書カフェのノートに書き綴っていた。あるとき、そこへ見知らぬ男からの辛辣なコメントが書きこまれているのを発見する。そこから始まる不思議な関係。

 

見えない相手とのやりとりほどドキドキするもの。

 

匿名性を持てる世界では、真の自分をさらけ出すことができる半面、嘘をついてまるで違う自分にもなれてしまうのが怖いところだ。しかし、この漫画ではどちらも本音をぶつけあっているところがストレートで好き。恋愛・結婚・愛することってなんだろうと、みんな自分なりに探してもがいて生きているのだなあと、美由紀と自分の周りの友達を照らし合わせて腑に落ちる。

 

読み終わると、カツカレーが無性に食べたくなる。

素朴だが、贅沢なあの味が口恋しくなる。

 

翌日、浜松町にある世界貿易センタービル地下のレストラン街でカツカレーを貪り食べた。

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私が学生だった頃、地元の図書館で勉強していたときに机で見つけた「Stick to it!(がんばれ!)」の文字はどんな人が書いたものだったのだろうか、と想像しながら。