動き回る裸ん坊の赤ちゃん。写真を撮るために 私の左手に赤ちゃんのお尻を乗せ、急いで抱える。サラサラのお尻だなぁと思っていると、「バッッ」と勢いのある赤ちゃんのおならが手のひらに鳴る。
— 加納有沙 (@alissa_kano) 2016年5月24日
今朝はそんな夢だった。手のひらに感じた、あの確かな空気砲はなんだったのだろう。おはようございます
という感じで始まりました、5月25日(水)です。
それにしても赤ちゃんとは
なんと「ふわふわ」な生き物でしょうか。
先日、8年ぶりに中高の同級生に会ってきた時(同窓会よりも軽めのやつ)、同級生が子どもを連れてきていて接触する機会がありました。
私の膝丈ぐらいしかない女の子が私を見上げています。
「こーんにちは。ママのおともだちだよ。よろしくね」
しゃがんだ私がそう言うと、ササっと同級生のうしろに隠れ、かわいい麦わら帽子をかぶったおめめがジーーッとしていました。
8年ぶりに同級生と会うと、とにかく昔話に花が咲きます。今何してるのー?結婚はー?え!子ども2人目?すごーー!だいたい20人くらい集まったので大忙し。
そんなガバガバと笑いながら話をしていると、私の右手が誰かに持っていかれる感覚が。
「こんな会、抜け出して、僕と2人で話さない?」
なんて甘いことにはなりませんよ。
私、女子校出身ですからね(笑)
私の右手を引っ張って誘い出したのは、そう。さっきの女の子でした。「あっち」と指をさしながら、どうやら散策に行きたいご様子。
(きゅ、急に!!!!!!)
と私はドキドキが止まりません。
この同窓会もどきは、お昼どきの母校で行われましたので、あたりは緑に包まれ自然でいっぱい。広大な敷地が彼女の好奇心をくすぐったのかもしれません。
大きな私の手をひく2歳児の腕は、むちむちふわふわして、チョココルネみたいでした。
「そっちは危ないからダメよ〜」と女の子を抱えると、もうその幼児の柔らかさにクラクラ。
こんなに儚い柔らかさを持ちながら、しっかりとした存在感があるなんて。
忘れていた肌のハリって、これかって思いました。(違)
とにかくあの感触が忘れられなかったのでしょう。夢にまで子どもの感触が残るのはおもしろいものです。(なぜ夢ではおならだったのかは謎ですが)
瀬戸の山の上にある我が母校。
最寄駅から20分くらいかけて山を登らないとつきません。(だから、だいたいはいろんなエリアから出ている学園バスに乗って通うのです)
久々に最寄駅から学校までの距離を歩いてみようと思い立ちました。
歳をとったせいか、汗だく(笑)昔よりも長く感じるものですね。
私が歩く反対側には見慣れた制服を着た在校生たち。
大きな笑い声をあげながら楽しそうに帰っていきました。
この距離は、青春なんだなぁ。
笑いあう相手がいれば短く感じ、悔しい思いを抱えて歩けば道端に咲くたんぽぽにだって思い出が宿る。
鬼ごっこや雪合戦をした広大な敷地。
サツマイモを育てられる畑。
満開の桜並木の乙女坂。
「ただいまー」と声をかけたくなる存在は今も健在でした。
昔は弱気でピーピーいってたのに、すっかりお母さんの顔をした同級生は私に言いました。
「有沙、むかし私に『もっと心臓に毛が生えたらいいのにね〜』って言ってくれたじゃん?なんか、いま、すごく実感できるんだよね。私、毛が生えた気がするよ」
もじゃもじゃ〜とかジェスチャーをしながら友が話すので、(だいぶ直接的な「毛」すぎて、なんかちょっとニュアンスが違うような気がするなぁ笑)と思いながら、目の前の母の顔を見て「なるほど」と思いました。
いい環境で我々育ったよね。
しっかし、高校生のころから私には心臓に毛が生えてたのかしら?
大人になってもこんなんじゃ、説明いらないですね(笑)
女の子の帽子を無理やりかぶるおばさん。