こんなに胃の痛い思いをして迎えた誕生日は、かつてあっただろうか。
「JZはなんでもできますので、有沙さんのやりたいようにして下さい」
やりたいようにと言われても100人のキャパがある素敵な場所でのライブなんて初めてで、私はどうしたら良いものか動き出せずにいた。すると彼は続けた。
「じゃ有沙さんらしいステージにするために、新たなチャレンジを3つ決めましょう!」
ひとつ : 影ナレを自分でやる事!
ふたつ : 歌だけじゃなく、朗読もやる事!
みっつ : 作詞作曲をする事!!!
一瞬にして加納の表情が曇る。
加納「えっ、作詞に作曲も!?そんなことしたことないんですけど、だ、だ、だ大丈夫でしょうか(不安)」
増山「大丈夫!やりましょう!!できます!絶対に!!」
そうやってあっさりとバースデーライブコンセプトが決まり、私の自分自身への追い込みが始まった。これが昨年の11月ごろの話だ。
そこからこの1月が来るまではあっという間だった。
練習をすればするほどイメージがわいたので、絵を描いてみると、思いのほか味わいのあるものができたのでコースターにしてみると…手描き感が出ていいかんじに。
ライブに来てくれた方全員にプレゼントとして渡した。
夕食をいただいていると「できましたよ」とコチラが届いた。
時間が経つと、青が混ざって綺麗な色になった。
これだけでいつもとは違う雰囲気がグッとでた。
*スパークリングワイン
*すみれリキュール
*レモンジュース
*ブルーシロップ
(すみれリキュールが好きなので嬉しい。)
オリジナル曲は鼻歌で作った。
増山さんに「作詞作曲してみましょう!」と言われてからそのことが頭を離れず、思いついたらスマートフォンに録音して、たどたどしい歌が出来上がった。
それをピアニストであり、バンドマスター永田ジョージさんに編曲してもらうと、どうだろう。驚くほどちゃんとした曲になったではないか。
しかもそこへバンドメンバーが入ると厚みが増し、豊かな波長が創造力を膨らませた。
「雨の日に逢いましょう」
「度胸のうらがわ」
曲の中身については恥ずかしいので割愛するが、要は雨オンナの歌と度胸オンナの歌。
詩を考えるのは難しい。
直接すぎてもいけないし、遠回りすぎたらわからない
でも初心者は初心者らしく。難しいことは考えず、素直に。
昨日文化放送くにまるジャパンで当日の模様(雨の日に逢いましょう)を少し流してもらった。
本番は緊張感の中でぬるま湯に浸かるような快感を覚えながら歌っていたけれど
いざ客観的に自分の歌を聴いてみると
バンドメンバーの豪華な音と素敵な空間にいる見知った顔が包み込んでくれているのが想像できて染みました。
<贅沢すぎる最強メンバー >
1月21日、自分の誕生日にライブができて、
大切な人たちに囲まれて、とても幸せなひとときだった。
みんな、ありがとう♡
これが
私の
ライフワークだ。