以前、電車に乗って帰宅していたとき
車内は混雑していて、私は座席に座る人たちの前に立ち、キュウキュウの思いをしていた。
目の前に座るオンナは
キリッとして眉がつり上がっている。
(あぁ。男社会に負けじと頑張っているのかなぁ)
私は呑気にそう思っていた。
そうしたら。
ある駅に到着すると、そのオンナは立ち上がり、満員の電車に「すみません」の一言もなしにむぎゅむぎゅと推し迫った。
(わ。こんな無理やりじゃ降りられないですよぉ)
そう思った瞬間。
彼女は
目の前のわたしに向かって
あからさまに
自分のバッグを頭から振り落とし、殴った。
え?
なにいまの。。。
呆然と突っ立っているわたしの前で、私より年上のサラリーマンが『え!!!!』と私よりも先に叫ぶ。
私『なんか.......痛いですわ」
と頭を抑える私。
大丈夫ですか。と男性。
なんだろう。
この不意打ちの痛み。
見ず知らずのオンナに殴られたら衝撃。
たまーーーにシチュエーションは違えど
こんな痛みを感じるときは多々ある。
わたしが何したって言うのよ。
でも仕方がない。
そうでしか回らない世の中があるのかもしれない。
ゆるせないけど。
殴っていい人なんていないと思うけど。