うちにいるとなかなか外出することもできず、近場で特に子どもを連れて行きたいところも思いつかないので、出不精になりがちです。
子のあり余るパワーと自由奔放さについつい大きな声でガミガミいってしまいます。
なので、旅行はとってもいい。
鬱々とした気分が晴れます。
非日常を味わいにいこう!というわけです。
旅館の和室に布団を3枚敷いて、家族4人でゴロゴロと寝ます。私以外のメンバーがそれぞれ布団を一枚使用するので、私は布団と布団の隙間にでてきた畳で寝かせてもらいます。寝返りも打てないので背中がバキバキです。
温泉で癒した身体にさっそく鞭です。
お部屋の小さい冷蔵庫にはなぜか我が家の2歳児の靴下が冷えています。一方で、貴重品をいれる金庫の鍵穴の前で金庫破りみたいな顔している0歳児もいます。
夕食を配膳してくれる仲居さんが来るたびに「おいしい!おいしい!」と感想を伝える2歳児に、何度拾っても私のおしぼりを床に叩きつけることにハマっている0歳児。
「みて!くもがこっちみてる!」と大きな空を指差す2歳児に、売店のおじさんの顔を睨みつける0歳児。
旅と言っても子連れ旅なので、その分の疲れは確実にどっしりとのしかかってきます。
非日常を味わうというよりは日常の延長戦みたいなことばっかりですが、釜飯を味わうような幸せに包まれるのです。
帰宅すれば山のように洗濯物があることを忘れて。
ウニの骨を覗く