ゆかいな知性 仏像巡り編
Podcast Studio Chronicleとのご縁をいただいてから、audibleの Podcast番組「ゆかいな知性」のシリーズをいくつか担当させてもらった。そのどれもが、その名の通り『ゆかいな知性』が詰まっていて、自分だけでは巡り会えなかった知識や経験で溢れていた。
「ゆかいな知性 北欧編」「ゆかいな知性 日本語学編」に続いて担当させてもらったのは「ゆかいな知性 仏像巡り編」

メインMCはお笑い芸人でお寺・仏像研究家のみほとけさん!鎌倉にルーツを持ち、憧れていたアイドルの活動を経て、「お寺や仏像の素晴らしさを楽しくおもしろく伝えていきたい」という理由からお笑い芸人になったユニークな経歴の持ち主。
驚くべきは彼女の知識量!とトークスキル!!
どんな話題を振っても、昨日見てきたかのように鮮明な仏像の描写を元にした感想を話してくれる。そして、初心者の私でも楽しめるようにものすごくおもしろく表現してくれるのだ。おかげさまで、仏像と聞くと少し堅苦しそうなテーマだったのに、わたしゃ終始笑いっぱなしだった。女子校時代に戻ったように、放課後ふたりでケラケラ楽しくお話ししたような開放感があった。
仏像といえば「奈良の大仏」「阿修羅像」くらいしか思い浮かばなかった私だけれど、みほとけさんの話を聞いているうちにどんどん寺や仏像が身近に感じられていった。
GoogleMAPで近くに仏像がないか調べたりもした。番組を収録している間にみほとけさんが教えてくれた仏像展にも行ってみた。知識が増えるといままで見えてこなかった色が見えてくるようで楽しかった。
仏像を見ていると、もちろんそれが作られた当時に思いを馳せるのもおもしろいのだけれど、現代まで多くの人たちから信仰され、見守られ、目の前に存在しているというその有り難さの方が沁みてくるようになった。色褪せたり、朽ちて鼻がなかったり。この仏様は時代を生きてきたんだなぁ
としみじみ思う。
旅先で仏像を見に行く前に、または、近所に仏像があるけど見にいったことなかったな。。。そんなあなた!是非このPodcastを聴いてからお出かけください。きっと新しい扉が開くはずです。なーむー
(最後に各回へ飛べるURLを貼っておきます)

初回はまだどこかよそよそしい(笑)
みほとけさんがプロデュースしている「みほとけ作務衣」かわいいし着心地がいい。
2人のなにかが壊れていった図。
最後はたくさんの仏像ポストカードと一緒に。
私の告知謎コラージュもこんなところまで到達していました。
リスナーさんがこの番組で紹介した仏像のリストをGoogleMAPに作ってくれた!こちらも合わせてご覧ください。
◎ゆかいな知性 仏像巡り編 · ビサイド https://maps.app.goo.gl/wCDEzGQbCGdQPQAN8?g_st=i
〇〇ゆかいな知性 仏像巡り編 (#01~#24まで)〇〇
第1回「聴けば会いに行きたくなる。「仏像」の愛すべき世界へようこそ」
第2回「仏像とはそもそも何か。古代からの歴史をざっくり振り返る」
第4回「鎌倉大仏の歴史と見どころ。鎌倉文化の全体像をつかもう」
第5回「観音様と仏様はどう違う?極楽浄土と謳われる「長谷寺」の魅力」
第6回「円応寺の「閻魔大王様」。死後の世界の裁判制度はどうなっている?」
第7回「北条義時の暗躍と償い。「鎌倉殿の13人」ゆかりのお寺で真の鎌倉を味わおう」
第8回「罪人も救済する「お地蔵様」。処刑場跡にお寺が建った深い理由」
第9回「京都観光に出かける前に!旅をディープにする仏像の歴史をおさえよう」
第10回「一度見たら忘れない、口から現れる6体の仏像。「空也上人」とは何者だったのか」
第11回「定番観光地は行きません!京都ツウが行く「南山城」の魅力」
第12回「アフロヘア―の阿弥陀様。そのヘアスタイルの深い理由」
第13回「お値段、1泊100万円。世界遺産「仁和寺」はなぜ格式高いのか」
第14回「豊臣秀吉の大仏が焼けていなければ? 大阪のもしもを考えよう」
第15回「御朱印のルーツ「西国三十三所巡礼」を知っていますか?」
第16回「1300年変わらない奇跡の姿。葛井寺の「千手観音」を拝もう」
第17回「この夏は仏教美術がアツい!博物館の「国宝」を見に行こう」
第18回「なぜ仏像? 元アイドルでお笑い芸人のみほとけさんが「仏像研究家」になったわけ」
第19回「東京のお勧めしたいお寺。目黒の「五百羅漢寺」に行ってみよう」
第20回「国宝に指定された若きプリンス。調布の「白鳳仏」を知っていますか」
第21回「崖に彫られた「磨崖仏」。国宝の臼杵石仏を見に行こう」
第22回「雷神と観音様の融合。福岡を守るイナズマ「水火雷電神」の力とは?」
第23回「怖い!のに魅力的。観世音寺・馬頭観音の怒り顔の理由とは」
第24回「なぜ私たちは仏像に惹かれるのか。旅の終わりに見えてきた仏像巡りの奥深さ」
音楽の料理人 萩田光雄伝説
「音楽の料理人 萩田光雄伝説」
2025.06.29@けやきホール

近くまでやってきて「台本通りにはいかないから」と萩田さんから耳打ちされたときは、本番どうなってしまうんだろうとハラハラしたけれど(笑)大石先生の構成台本を胸に抱えてドボン!と飛び込めば、そこは萩田光雄さんの音楽にかける情熱と仲間に対する愛情が溶け合った素敵なコンサートだった。
萩田さんは「編曲家は音楽の料理人である」とよく例える。
曲という食材を目の前にしてどのような一皿に仕上げるのか、料理人の腕の見せどころ。
萩田さんが彩ってきた名曲。その一皿一皿がさまざまな香りを放ち、いろいろな世界を見せてくれる。
この日披露された名曲はアンコール含めて20曲!
コンサートを終えて1週間以上経つけれど、どの曲もずっと頭の中を巡っている。なんなら鼻歌として漏れでてくるときもある。それだけ色鮮やかな曲たちに酔いしれている私がいる。
リハーサルを終えて控え室に戻ったらすでに開場時間になっていて、大急ぎでお弁当をかっこんだ。そんなこんなでスマホで記念写真を撮る暇もなかったのだけど、ご丁寧に萩田さんの奥様が公式写真を送ってくださったのだ。何から何まで感謝でいっぱい!
素敵なひとには 素敵なひとが集うのだなと しみじみ思った夜。
出演者はもちろん、コンサートを支えるスタッフまで。みんなみーんな気持ちの良い方ばかりだった。涙が出そうなほどあたたかい空気だった。
そんな瞬間に司会として呼んで頂けたこと。
わたしの宝物であり財産だ。

素敵なお衣装だったので「新郎みたいですね!」と言ったら『結婚は一度だけで充分です』と萩田さん
辰巳ゆうとさんが歌うと客席から突如ペンライトが現れ、飛び交う黄色い声援!!それを見て「なんだ、俺のファンじゃないのか」と萩田さん(笑)
高木麻早さんの歌う「ひとりぼっちの部屋」は思わず腕を振りながら歩いてしまうステキな曲💓この歌のように、麻早さんは裏でも楽しく優しく接してくださって思わず「姐御!!泣」と呼びたくなった。
作詞家の阿木燿子さんと萩田光雄さんのトークショーは笑い溢れる楽しいものに!まさか大谷翔平がサブテーマになるとは思わず、となりで大爆笑のわたしだった。歴史をつくってきたお二人とご一緒できるなんて…信じられない図。
左から私、萩田光雄さん、阿木燿子さん、三浦祐太朗さん、高木麻早さん、辰巳ゆうとさん、富岡美保さん!

三浦祐太朗さんは百恵さんのカバー曲はもちろんのこと、さよならの向こう側のアンサーソング要素を持つ『菩提樹』が素敵だった。じんわり沁みた。三浦祐太朗さん、萩田さん、辰巳ゆうとさんの華やかなスリーショット!

富岡美保さんはこのコンサートで12曲も歌い分けた強者!!歌声が、ほっっんとにかっこいいの。少しハスキーで陰影もあるのに伸びやかで。人柄も相まって大好き。打ち上げで乾杯!の図。

そして御大 萩田光雄さん!
裏でギターを弾いてくれた写真。
本番では急に「あれ?耳がポーンって鳴るなぁ」と言ったり「実は今飴舐めてる」と言ったり、台本にないフリートークが斜め上すぎたけれど(そこがだいすき笑)
けやきホールの天井がマンドリンのようになっている話や、プレイヤーや仲間を気遣う発言がさりげなくあって、その愛の深さに感嘆した。
#萩田光雄
#レディスマンドリンクラブ #辰巳ゆうと #高木麻早 #富岡美保 #阿木燿子 #三浦祐太朗 #レジェンドオーケストラ
セットリスト
◯◯◯◯ ◯◯◯◯ ◯◯◯◯ ◯◯◯◯ ◯◯◯◯
第一部
レディス・マンドリン・クラブのためのアレンジ
・カヴァティーナ
・ル・ローヌ
・山口百恵メドレー
第二部
萩田光雄 ヒットアレンジャーへの道
・迷宮のマリア(辰巳ゆうと)
・ひとりぼっちの部屋(高木麻早)
・木綿のハンカチーフ
・メランコリー
・秋桜
・サンタモニカの風
・異邦人
・待つわ
・セカンド・ラブ
・恋に落ちて〜Fall in love〜
第三部
萩田光雄伝説 山口百恵をめぐって
・横須賀ストーリー
・イミテイション・ゴールド
・プレイバックpart2
・菩提樹(三浦祐太朗)
・曼珠沙華
・さよならの向こう側
ゆかいな知性 日本語学編
すっかりブログをご無沙汰していますが、あっという間に2024年は冬です。うちのネコとともにホットカーペットの上から離れられない生活をしています。
さて今年はaudibleのポッドキャスト「ゆかいな知性 北欧編」に続き、シーズン6「ゆかいな知性 日本語学編」のMCも担当させてもらうことができました。漫才師であり、日本語学者でもあるサンキュータツオさんに日本語や漫才、落語、大喜利などについて幅広く教えていただきました。6月から11月まで全24回分たっぷりです。

せっかくなのでリストアップしてみました!
気になるテーマのモノ、ありますか?
どの回もおもしろくって私の笑い声が響き渡ってて申し訳ありませんが(笑)これから外で聴いてくださる方はマスク着用を推奨します。にやにやしちゃうと思います。
(個人的に一番ニヤニヤする回は、第17回の構文回ですw)
目次
1.「正しい日本語」は存在しない。日本語学のディープな魅力とは
4.「言葉選び」が仕事を変える。ビジネスパーソンの国語辞典活用術
11.「売れるお笑い」の歴史を辿る。M-1が漫才にもたらした功罪とは
13.昼は大学、夜は芸人。サンキュータツオさんの型破りな学生時代
14.サンキュータツオさんはなぜ「お笑い」の研究を始めたのか
16.「バ先」「ときば」。新しい言葉はどのように生まれ、定着するのか
17.「小泉構文」「石丸構文」「おじさん構文」。構文とはそもそも何なのか。
18.「大きい」と「大きな」はどう違う?類義語はこんなに奥深い
19.受験勉強と読解力。本当に必要な「日本語の力」とは何か?
20.「大喜利力」の鍛え方。プロの芸人は、なぜ鮮やかに答えが出せるの?
22.「正しい敬語」にこだわるな。本当に相手を思いやる表現とは何か
24.漢字にも「方言」がある!街歩きが楽しくなる方言漢字の世界
タツオさんが紫好きだとは知ってましたが、いつもおしゃれなむらさきに染まってらっしゃいました。



気のせいか、回数を重ねるごとにどんどん私の紫の比重も増えていきます(笑)
この番組を通して、いかに自分がいままでよく考えずに日本語を話していたかに気がつきました。形式にとらわれがちですが言葉を伝えるときに大切なのは、相手に伝わること。正しい日本語というものはないのだから、自分なりの表現方法を探り続けないとと感じました。
最終回のタツオさんのことば
『言葉を使う時は頭を使う時です』が響きました。
さぁあなたはどうやって山を登る?
表現の世界をもっと楽しんで生きたいですね。
「ゆかいな知性」はその名の通り、とってもおもしろくタメになる知識が得られる番組です。前回の「ゆかいな知性 北欧編」については、番組でご一緒した安岡美佳さんが分かりやすくnoteにまとめてくださっているのでそちらから是非聴いてみてください!
#サンキュータツオ #日本語学 #audible #podcast #漫才 #お笑い
#北欧 #スマートシティ #電子政府
くさとパトカーの夏
「子がいると虫を飼う機会がやってくる」というのは当たり前ではなく、家庭によるのかもしれない。
虫が苦手な子がいるのはもちろんのこと、親も虫が苦手な場合、虫採りといった遊びを選ぶことがなくなるからだ。そして親になってみてわかったが、虫採りに出かけて一番興奮しているのはだいたい親だ。非日常を楽しむどころではなく、自分の幼きあの日にタイムスリップするかのごとく没入してゆく。
虫探しに興奮するパートナーを横目に、ああ私もいつか弟とカブトムシを探しに行ったとき「しかたない。付き合うか」って気持ちだったなぁと思い出した。
しかしここは愛知の田舎ではなく東京だ。すぐにカブトムシを拝めるわけはなく、樹液にむらがるのはおっかない顔をしたスズメバチばかり。
「あのー?これいります?」と突然、日焼け防止対策万全のおばさんが話しかけてきた。アームカバーを萌え袖みたく長くして何かを手のひらに握っている。直感で(このおばさん、手に虫もってるな。)と思い「え!なに獲ったんですか!」と聞くと『蝉です』とひとこと。
せみ。
せみを、素手で。
いや、アームカバーで。
丁重にお断りして、再びカブトムシを探す。
木陰は幾分涼しいけれど、夕方とはいえまだ夏のど真ん中なので蒸し暑い。お茶飲む?と頻繁に4歳と2歳に声をかけては木の幹や根元をジロジロと睨み歩いた。
するとうちの4歳ホヤホヤ児が「あ!カブトムシ歩いてる〜」と言うので何と見間違えているのかと思ったら、本当に歩道をカブトムシがのこのこと歩いているではないか。
そうして我が家の初めてのカブトムシ探しは、ビギナーズラック?なのか奇跡的にお散歩中のオスのカブトムシをゲットして終わった。
そして帰りがけに小学生くらいの虫取り少年がメスのカブトムシをくれて、虫籠の中には番のカブトムシが揃うことになった。
採れると思っていなかったカブトムシがうちに来たことで我が家の「虫欲」は高まっていった。といっても私は虫自体は苦手ではないけれど、カブトムシやクワガタを触るのが得意ではない。力の加減がわからなくて木から虫を剥がす時に手や足が取れてしまうのじゃないかと怖くなるからだ。巨人が人間をつまむ時ってそんな気持ちになるのかなーと、土の中に潜ってゆくカブトムシを見ながらボーッと思った。
また別のカブトムシに出会ったのは一週間くらいすぎてからのこと。
すぐにメスのカブトムシが力尽きてしまい、オス1匹となった我が家の虫籠にみんなしょんぼり。生き物を飼うというのは命を考えることだけど、まだ4歳はよくわかっていないようだ。30代には虫の命もなかなかに重たい。うちの小さな庭に埋めてやった。
気分が晴れないまま遊びに出かけると、木の根元に黒光りするものを見つけたので「あれ、カブトムシかな」と私が言うとなんと本当にカブトムシ。
そんなこんなで、我が家の虫籠は「小さい古参のオスカブトムシ」と「新入りの大きめオスカブトムシ」の2匹となった。
いままではオス、メスと呼んでいたのだけど、どちらもオスになってしまったので名前をつけよう!ということになった。
4歳はうーんうーんと悩みながら、
そうだ!
ちいさいほうは「くさ」
おおきいほうは「パトカー」ね!
となった。なかなかのネーミングセンスだ。
聞くとどちらも今日見たものからインスパイアされたもののようで悪意はなさそう。今日の思い出を込めたということで、めでたく「くさ」と「パトカー」になった。
どうやら気性の荒い個体のようで「あ!パトカーがケンカしてる!!」と4歳が言っているのを側から聞いているとなんだかおもしろい。
夜、浴室に洗濯物を干していると遠くて羽をバタバタさせるカブトムシの音が聞こえる。そして朝一番、カブトムシがふかふかの土の布団で眠りについているかどうかを見るのが日課になりつつある。
さながら、カブトムシ専用マンションの管理人だ。
くさとパトカーのいる部屋はゼリーの甘い香りがしている。
ちなみにスイカを与えるとカブトムシがお腹をくだしちゃうからダメなんだそうだ。
時代が変われば情報も変わる。
夏のピークがすぎ、秋の気配がこっそり顔を覗かせている今現在。なんと、カブトムシの他にクワガタの飼育ケースが2個もある。
どうしてこうなった…?と頭を抱えながら、玄関の床に溢れかえる昆虫ゼリーをじっと睨む私がいる。
ゼリーと土の匂いがする。

ソファーに置かれたワニのレゴ。
クラウチングスタート
去年はひとつもブログを書かなかったことが、今判明した。なんとしたことか、最低ひと月に1つは書こうと決めていたのに。
書くことがない、というよりは書くことが頭の中でまとまらないと表現した方が正しい気がする。
子育ては日々修行のようで。どう怒らず流されず且つ楽しくおもしろい生活が送れないかと模索しているが、自分の未熟さもあってなかなかうまくゆかない。
簡単におとなにはなれないのだと、歩き始めた輝かしい命を前に、自分も同じようにその延長線上にいるのだと気づかされる。
成長途中の人間が
成長途中の人間を育てる
育てるーー
というより共存していくと表現していきたい。
私にできることは助けてあげながら
子どもたちはそれぞれひとつの個として
ぜひ歩んでもらいたい。
2023年の12月から新しいお仕事をいただいた。
audibleのPodcast「ゆかいな知性」北欧編のMCだ。
共に番組MCを担当してくださっているのはデンマークはロスキレ大学で准教授をされている安岡美佳さん(https://x.com/mikayasuoka?s=21&t=7vrp2Vg-WOGiRetC0iHJqQ)
北欧のテクノロジー関係のお話や、教育、文化などさまざまなトークを楽しく展開中。
聴いてみたい方はこちらへ。
安岡さんはスマートな語り口の奥で「人を幸せにするテクノロジーへの探究心」が燃えている。
話を聞いているだけで、私も「テクノロジーと共に築く、ちょっと先の未来」を見たい、知りたい、作りたいと思わせてくれる。
私は知らないことが多すぎる。
もっともっと考えなくちゃいけないことがある気がする。
自分の進路、人生を振り返ってみて
何かになりたいと思ったことはないように思う。
しかしながら、どんなときも
自分のこころが向かう方へ進め!
そう思いながら歩いてきた。
自分の過去を振り返るより
今、そして少し先の未来を話す方が好きなことも
最近判明したことかもしれない。
2024年は、年女にして厄年。36歳。
山あり谷ありかもしれないけれど
なりふりかまわず走っていきたい。
ひざ小僧はすでに黒い!どろんこ上等じゃ!
Ready, Set, GOOOOO!!!!

マニキュアがかわくまで
三、四年ぶりくらいにマニキュアを塗っている。
近々結婚式に出席する予定があるから。
テレビの仕事があろうとも、丸裸の丸爪で挑んでいた私。
手荒れもひどいし、爪先でオシャレを楽しむ余裕なんざ、カケラもなかった。
そんな時間があるならネコを撫でていたいし、ゆっくりコーヒーでも飲みたいし、なんなら昼寝したい。そう思っていた。
ドレスを着るとなると、とたんに手元がさみしくなる。アクセサリーだけじゃ物足りなく、ぼんやりとしてくる。
だから、今回塗ることにしたのだ。
子どもを寝かしつけ、歯を磨き、ネコをブラッシングし、いざ!と。
鼻にツンとくる香りはどこか懐かしい。
塗るのが下手くそなので、2度3度も塗らない。
一度塗ってトップコートを塗るだけ。
なのに
なぜか少しテンションがあがってくる。
セーラームーンの変身シーンで指先に色がぱぁっと乗ったときのような、別の自分に変身するような気持ち。
あぁ いいもんだな たまには。
ネコが(なんだこれは!!くさいぞ!)と鳴いてくる。
かまうもんか。
貴重な貴重なわたしの時間だい。
『マニキュアが乾くまで
どうかそっとしておいて』
そんな言葉が浮かんだ瞬間、ちあきなおみの「マニキュアがかわくまで」が脳内再生された。

(くさいぞ!くさいぞ!)と鳴くネコ。
旅は非日常への入り口?
うちにいるとなかなか外出することもできず、近場で特に子どもを連れて行きたいところも思いつかないので、出不精になりがちです。
子のあり余るパワーと自由奔放さについつい大きな声でガミガミいってしまいます。
なので、旅行はとってもいい。
鬱々とした気分が晴れます。
非日常を味わいにいこう!というわけです。
旅館の和室に布団を3枚敷いて、家族4人でゴロゴロと寝ます。私以外のメンバーがそれぞれ布団を一枚使用するので、私は布団と布団の隙間にでてきた畳で寝かせてもらいます。寝返りも打てないので背中がバキバキです。
温泉で癒した身体にさっそく鞭です。
お部屋の小さい冷蔵庫にはなぜか我が家の2歳児の靴下が冷えています。一方で、貴重品をいれる金庫の鍵穴の前で金庫破りみたいな顔している0歳児もいます。
夕食を配膳してくれる仲居さんが来るたびに「おいしい!おいしい!」と感想を伝える2歳児に、何度拾っても私のおしぼりを床に叩きつけることにハマっている0歳児。
「みて!くもがこっちみてる!」と大きな空を指差す2歳児に、売店のおじさんの顔を睨みつける0歳児。
旅と言っても子連れ旅なので、その分の疲れは確実にどっしりとのしかかってきます。
非日常を味わうというよりは日常の延長戦みたいなことばっかりですが、釜飯を味わうような幸せに包まれるのです。
帰宅すれば山のように洗濯物があることを忘れて。

ウニの骨を覗く