法要中の和尚さんの頭にハエが止まった時みたいに、ニタニタしながら読んだ。
せきしろさんの書く「たとえる技術」
とってもおもしろかった。
まさに、1行物語だなぁ。
『たとえる技術』は
想像の世界への入り口だ。
以前、文化放送「キニナル」で一緒に番組を担当していたディレクターの青柳さん。
いつだったか彼女が、歌をうたう私に言ってくれたことがあった。
『かのーちゃんの歌声はさぁ、
引き払う前、何も無くなった部屋で西陽の差し込むカーテンのない窓から、もう見飽きた景色を見降ろして「いいことも、悪いこともあったけど、明日からまた頑張ろう」と思うときの声じゃん?』
なんだこの人、、、最高かよ!
だいすきだ。
そう思った瞬間だった。
一瞬のうちに、何かのワンシーンにぶっ飛べるような表現は痺れる。